不動産購入を検討している方は、インターネット上でも物件情報を検索することも多いでしょう。
しかし不動産のなかには、そうした探し方では見られない「未公開物件」というものが存在します。
今回はこの未公開物件の概要や、物件情報を未公開にする理由などを解説します!
未公開物件とはいったいどんな不動産のことを指すのか?
未公開物件とは「非公開物件」とも呼ばれるもので、不動産情報のポータルサイトなどに掲載されておらず、一般には知られていない物件のことを指します。
ただ、実はこの未公開物件の定義自体は多少あいまいで、レインズ(不動産情報ネットワークシステム)登録の有無により、以下の2種類のケースがあります。
●レインズ登録されていない物件
●レインズ登録はされているが広告が出されていない物件
後者はレインズに登録されていることから、「公開物件なのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、レインズのデータは不動産会社がログインして閲覧するものであり、一般の方が直接見ることはできませんので、未公開と呼ばれるわけです。
売りたいはずの不動産をわざわざ未公開物件にする理由とは?
たとえ未公開物件であっても、不動産会社に売却依頼をしていることは間違いないため、情報を公開して大々的に売り出せば良いのに、なぜわざわざ未公開物件にするのか不思議ですよね。
その理由としてもっとも多いのは、売主側のなんらかの事情で、周りにあまり不動産売却のことを知られたくないという理由ですが、ほかにも以下のような理由があります。
●レインズに物件登録義務がない一般媒介契約を交わしている
●広告を出さなくても、不動産会社が自社で買い手を見つけられるメドが立っている
●広告を出しても売れそうにない物件なので広告やポータルサイトへの掲載をせず、結果的に未公開になっている
また、実際は未公開物件ではないが、新規物件でまだレインズへの登録や広告ができていないケースもあります。
ところで、未公開物件の情報を知るためには、不動産会社に希望物件について予算なども含めて伝えるのがおすすめです。
ポイントは、「買いたいと思う気持ちの本気度」を伝えることです。
未公開物件の情報のなかに希望に合致するものがあれば、本気度を見せることで教えてもらえる可能性も高くなることでしょう。
まとめ
売却を知られたくないなどの理由から、未公開物件という誰も知らない物件が存在します。
物件探しの際は公開物件だけでなく未公開物件の情報も得られたほうが選択肢も広がりますから、不動産会社に希望条件をさっそく伝えてみましょう!
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