今回取り上げるテーマは「土地の路線価」です。
土地の路線価の概要と路線価の調べ方などについて解説しますので、土地の評価額などに興味がある方はぜひ参考にしてください。
土地の路線価とは?
土地の路線価とは、国税庁が毎年公表している、公的な全国の土地価格です。
主要道路に面した宅地、田、畑、山林などの土地について、毎年1月1日時点でその評価額(土地価格)を調べ、同じ年の夏に、土地1㎡あたりの価格を千円単位で公表します。
ちなみに評価額については、不動産鑑定士などの専門家による鑑定評価額や、精通者の意見などをもとにして国税庁(税務署)が決定します。
さて、この土地の評価額が何に使われるかというと…、相続税や贈与税および、固定資産税評価額の算定基準として使われます。
つまり「税金面に深い関わりがある土地価格」ということですね。
ちなみに路線価が毎年夏に公表されるのは、実は相続税に関係があります。
1月に死亡した方の相続税は10月までに申告する必要があるため、その相続税の計算に間に合うよう、夏に公表しているというわけです。
土地の路線価の調べ方とは?
国税庁が毎年公表している土地の路線価をどうやって知るのか、その調べ方を解説します。
路線価を調べるにはまず、国税庁の「路線価図・評価倍率表」サイトにアクセスして、調べたい土地の路線価図を確認します。
該当の都道府県を選んでクリックしてから「路線価図」を選んでクリック、さらに確認したい市区町村を選んでクリックします。
確認したい地名(町または大字)を選んで、路線価図ページ番号をクリックして確認したい地点を探し、確認したい土地が隣接している道路上の路線価を確認しましょう。
道路上に、数字とアルファベットの組み合わせが表示されていると思いますが、アルファベットの手前にある数字が路線価です。
路線価の数字は千円単位で記載されているので、道路上に表示されている数字に1,000をかければ、1㎡あたりの土地価格がわかるというわけです。
そして、その土地の平米数を路線価にかければ、路線価による土地評価額を知ることができます。
ちなみに路線価から、おおまかな土地の実勢価格の目安を知ることも可能です。
「路線価をもとに算出した土地評価額÷ 0.8 × 1.1(または1.2)」の計算式で算出すれば、だいたいの実勢価格の目安がわかりますよ。
まとめ
今回は土地の路線価について概要や調べ方を解説しました。
路線価をもとに土地の実勢価格の目安を知ることもできますので、頭に入れておいて損はありませんよ。
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