今回のテーマは「土地の公示地価」です。
土地の公示地価とはどういうものなのか、まずはその概要や調べ方を解説したうえで、公示地価と比較・混同されやすい基準地価との違いなどについても解説していきますので、地価情報に興味のある方はぜひ参考にしてください。
土地の公示地価とは?
公示地価とは、国土交通省が毎年1月1日時点における全国約26,000ヶ所の標準地の土地価格を調査し、その年の3月下旬に公示する「全国の標準値の土地価格」のことです。
全国の標準地を選定して、その正常な価格を公示することによって土地の取引価格に一定の指標を与えるものであり、土地取引の目安ともなっています。
公示地価の元となる地価は全国約2,500人の不動産鑑定士が評価し、それをもとに学識経験者らでつくる国土交通省土地鑑定委員会が適正な地価を公表する、という形で出されます。
公示地価の調べ方は「役所での閲覧」という方法もありますが、もっとお手軽なのは国土交通省のサイト内の「標準地・基準地検索システム」の利用です。
調べたい都道府県、市区町村を選択して条件を絞りこんでいけば、検索結果が表示されます。
土地の基準地価とは?公示地価とはどこが違う?
土地の公示地価と比較・混同されやすいのが、土地の基準地価です。
土地の基準地価も公示地価と同様に「土地の取引価格に一定の指標を与え、土地取引の目安にもなる」というものです。
両者の違いは、「基準地価は国土交通省ではなく、各都道府県が調べる」という点です。
あと、公示地価が都市やその周辺地域を対象としているのに対して、基準地価はそうした地域の縛りがないため、公示地価を補完するような役割も果たしています。
基準地価の正式名称は「都道府県基準地標準価格」で、各都道府県が全国約22,000ヶ所の基準地の7月1日時点の地価を調べ、そのデータを国土交通省がまとめて9月下旬に発表しています。
そんな基準地価はどうやって調べれば良いのかというと…公示地価と同様に、国土交通省サイト内の「標準地・基準地検索システム」を利用すれば簡単に調べられます。
基準地価を検索したい場合は、都道府県および市区町村といった対象地域の絞りこみをしてから「都道府県地価調査」を選びましょう。
まとめ
今回は土地の公示地価の概要や調べ方を解説したうえで、公示地価と比較・混同されがちな基準地価について、公示地価との違いや、調べ方なども解説しました。
公示地価も基準地価もネット上で簡単に確認することができますので、興味がわいた方はさっそく国土交通省サイト内の「標準地・基準地検索システム」を使ってみましょう。
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