倉庫の建築費用は、建築構造や設備によって変わります。
今回はこの倉庫の建築費用がどのくらいかかるのか、まずは全体の平均坪単価や建築構造別平均坪単価をご紹介したうえで、建築費が変わる原因となる「標準工事に含まれていない設備」についてのご説明もしていきます。
倉庫の建築費用での建築構造で変わる
倉庫の建築費用は、国土交通省の「2021年 建築着工統計調査」によると、すべての建築構造の倉庫の平均坪単価は43.0万円となっています。
しかし、建築構造別の平均坪単価は、木造は36.3万円、鉄骨造は42.9万円、鉄筋コンクリート造は43.7万円、そして鉄骨鉄筋コンクリート造は49.5万円と、建築構造で大きく変わっています。
ちなみにすべての建築構造の平均坪単価と、鉄骨造の平均坪単価が非常に近いのは、倉庫の約8割が鉄骨造という理由があります。
ちなみに、2020年の建築着工統計調査においても、すべての建築構造の平均坪単価が43.5万円、鉄骨造の平均坪単価が43.1万円と、非常に近い単価となっています。
倉庫の建築費用は標準工事にはない設備や工事の有無で変わる
倉庫の建築費用は建築構造だけでなく、標準工事に含まれていない設備や工事の有無によっても変わります。
当然ながら、標準工事に含まれていない設備や工事が多いほど、建築費用は高くかかる方向で変わるのです。
どこまでを標準工事とするか、これは業者によって多少の差はありますが、ほとんどの業者が倉庫の標準工事に含めていない設備としては、給排水設備、電気設備、空調設備などが挙げられます。
また、これらの設備を設置するための工事だけでなく、内装工事や確認申請費用、図面作成費用も標準工事には含まれていないケースが多く、これらは別料金でおこなわれるのが一般的です。
したがって倉庫建築を検討するのであれば、単に建築構造をどうするかということだけでなく、希望する設備や工事を事前にしっかり考えたうえで、建築計画・予算を組むことが大切です。
見積もりを確認する際も、標準工事だけの見積もりになっていないか、希望している設備や工事まできちんと含まれているかなどについて、しっかりチェックすることが求められます。
まとめ
倉庫の建築費用は、建物の構造や標準工事以外の工事の有無によって大きく変わるため、注意が必要です。
このため倉庫を建築する際は、どこまでの設備や工事が必要なのかしっかり検討し、計画を立て実行することが大切です。
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