高層ビルの定義は?貸事務所として利用するメリット・デメリットをご紹介
貸事務所には、さまざまな形態があり、高層ビルの一角が貸し出されている物件も存在します。
高層ビルの一角を貸事務所として借りると、どのようなメリットやデメリットがあるのか、気になる方もいるかもしれません。
そこで今回は、高層ビルの定義や高層ビルを貸事務所として借りるメリット・デメリットについてご紹介します。
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高層ビルの定義とは
企業としての規模が大きいわけでなくても、高層ビルの一角を貸事務所として借りることは可能です。
高層ビルを貸事務所として借りるメリットやデメリットを把握するためには、そもそもどのような物件が高層ビルと呼ばれるのか、その定義を知る必要があるでしょう。
どのような物件を高層ビルと呼ぶのかについては、明確な定義があるわけではありません。
これは、高層ビルの存在があくまで俗称であり、法律で定められた定義ではないためです。
ただし、一般的にどのような物件が高層ビルと定義されるのかについては、ある程度の基準があります。
6階以上で高層ビルと呼ばれることがある
一般的には、6階以上の建物が高層ビルと呼ばれます。
消防法では、31m以上の高さがある建物を法律上の制限がある高層建築として扱います。
5階以下の建物は中層ビル、1~2階程度のビルは低層ビルと定義されることが多いです。
中層ビルや低層ビルには、それぞれのメリットがあり、目的の事務所まで辿り着きやすい、災害時に避難しやすいなどの理由で人気があります。
ただし、これらのビルは騒音が発生しやすく、眺望や日当たりに難点があることがデメリットです。
階層が15以上あると呼び方が変わる
ビルの階層が15階以上の場合、一般的には高層ビルではなく超高層ビルと定義されます。
こうした高層ビルや超高層ビルを貸事務所として借りる際には、契約形態に注意する必要があります。
高層ビルなどの契約形態は、定期借家契約であることが多く、柔軟な契約条件の変更には向かない場合があるでしょう。
また、敷金や保証金が一般的な貸事務所よりも高額になる可能性があります。
高層ビルでは賃料12か月分の敷金が相場ですが、与信審査により15~18か月分の敷金を要求されることもあります。
さらに、階層によっては内装工事に時間がかかり、工事費用が高くなることも考えられるでしょう。
安全面でレイアウトに制限が課されることもあるため、物件探しの際には十分に検討することが重要です。
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高層ビルを貸事務所として借りるメリット
6階以上の階層がある高層ビルを貸事務所として借りると、さまざまなメリットが得られます。
とくに、高層ビルには低層や中層のビルにはない運用上のメリットが多いです。
また、社内の従業員のモチベーションに良い影響を与える面もあります。
管理体制がしっかりしている
高層ビルを貸事務所として借りるメリットの一つは、建物の管理体制がしっかりしていることです。
高層ビルには、さまざまな企業が入居しており、出入りする人数が多いため、有人管理が行われています。
これにより、トラブル対応やセキュリティ面での管理体制が充実しています。
そのため、設備の故障が発生した際にも、迅速に対応してもらえる可能性があるでしょう。
また、ビル内に入る人々の確認が厳格におこなわれており、関係者以外の立ち入りを防ぐことができます。
設備そのものが充実している
高層ビルは比較的新しい物件が多く、設備面が充実している傾向があります。
そのため、一般的な中層や低層のビルよりも、より優れた設備を利用できる可能性が高いです。
エレベーターや最新の空調など、移動がスムーズで快適な環境を提供する設備が整っています。
さらに、建物内の設備が充実しているだけでなく、周辺環境にも多くのメリットがあるでしょう。
たとえば、高層ビルは最寄駅から近く、通勤やクライアントの訪問がしやすい立地に位置しています。
また、看板やエントランスのデザインが豪華なことが多く、来客を自信を持って迎えられる点も大きなメリットです。
見晴らしが良い
高層ビルに貸事務所を構えると、見晴らしの良さを堪能できるメリットがあります。
とくに、高層階の貸事務所を借りれば、その分眺望が良くなり、気分転換にも便利です。
地上や周囲の建物から内部が見えにくくなるため、プライバシーの確保にもつながります。
また、往来の喧騒が届かなくなるため、騒音を抑え、業務の効率化にも寄与するでしょう。
高層階に入居することは、企業ブランドのイメージ戦略にも大きな影響を与えます。
さらに、階層が高いほど日光が差し込みやすく、明るい環境での業務が可能となります。
自然光を取り入れられることで、従業員の健康にも良い影響を与え、モチベーションを向上させることができるでしょう。
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高層ビルを貸事務所として借りるデメリット
高層ビルにはメリットが多い一方で、貸事務所として日常的な業務に使用するには、さまざまなデメリットも存在します。
とくに、安全上のデメリットが大きく、災害の多い日本では気になる点が多いです。
通常のオフィスビルよりも気を付けなければならないポイントが多くなる可能性があるため注意しましょう。
エレベーターが混雑する可能性がある
高層ビルを貸事務所として借りるデメリットの一つは、エレベーターの混雑です。
高層ビルでは、階段もありますが、上下移動は主にエレベーターが使用されます。
利用者が多いビルほど、とくに出勤や退勤の時間帯にエレベーターが混雑し、待ち時間が長くなる可能性があります。
エレベーターの性能が良くても、移動に時間がかかる傾向があり、高い階層を借りるほど、その影響が大きくなるでしょう。
また、昼休みなどで外出する際も、エレベーターの混雑が原因でスムーズに移動するのが難しくなるため、スピーディな移動には向いていないことがあります。
災害時は避難しにくい
高層ビルで貸事務所を借りるデメリットの一つは、災害時の避難が困難なことです。
日本では、地震や台風などの災害が頻繁に発生し、非常時にはエレベーターが使用できなくなる可能性があります。
エレベーターが使えない場合、避難は階段を使っておこなわなければならず、安全な場所まで逃げるのに時間がかかることが予想されます。
さらに、途中の階層で火災が発生するなどして避難が困難になる場合もあり、最悪の場合、孤立する可能性もあるでしょう。
そのため、企業は災害時に備え、事務所内に水や食料、避難用具などの備蓄を準備しておくことが重要です。
また、水道や電気などのライフラインが停止する可能性もあるため、それを補うための防災グッズを整備しておく必要があります。
賃料が高い
高層ビルのデメリットの一つは、貸事務所の月々の賃料が高いことです。
高層ビルは需要が高く、賃料を高めに設定していても、入居希望者が絶えません。
とくに、高層階になるほど賃料が高くなる傾向があります。
ビルの施設の維持や管理にコストがかかるだけでなく、階層が高いことによる付加価値が多いため、その分賃料が高く設定されています。
また、高い賃料を支払って高層ビルの貸事務所を借りても、必ずしもメリットを実感できるわけではありません。
たとえば、高層ビルが集まっているエリアでは、外の景色が似たようなビルだらけになり、思ったほど良い眺望が得られない可能性もあります。
貸事務所を探す際には、賃料や眺望を含め、実際の物件をよく確認して選ぶことが大切です。
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まとめ
高層ビルには、明確な定義はないものの、6階以上の物件がそのように呼ばれる傾向にあります。
高層ビルを貸事務所として借りるメリットは、管理体制や設備がしっかりしており、見晴らしが良いことです。
一方で、移動がエレベーター中心になることで混雑しやすく、災害時は避難しにくいことに注意しましょう。
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SKハウジング㈱
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