貸事務所にソロワークスペースを導入!メリットとデメリットを解説

貸事務所にソロワークスペースを導入!メリットとデメリットを解説

貸事務所を契約してビジネスを始めるならば、働きやすさにこだわるのがおすすめです。
とくに、集中力を必要とする仕事が多い場合には、特別な環境を整える必要があります。
そこで今回は、集中力が必要な仕事におすすめのソロワークスペースとはどのようなものか、導入のメリット・デメリットと、具体的な種類を解説します。

貸事務所におすすめのソロワークスペースとは

貸事務所におすすめのソロワークスペースとは

ソロワークスペースと聞いてイメージできるものがあっても、具体的な内容をご存じない方も多いでしょう。
まずは、ソロワークとソロワークスペースとはどのようなものかを見てみましょう。

ソロワークとは

ソロワークとは、一人で集中して働くことを指します。
一般的な貸事務所では、多くのスタッフがデスクを並べ、お互いにサポートしながら作業を進めます。
しかし、集団で仕事をしていると、お互いの様子が気になったり、雑談を始めてしまったりすることがあり、これが仕事の生産性の低下を引き起こす問題となるでしょう。
この点について、ソロワークをスタッフに浸透させることで、個人の生産性を向上させるとともに、会社全体の収益増加につながります。

ソロワークスペースとは

ソロワークスペースとは、ソロワーク専用の空間を指します。
自宅を活用することも考えられますが、既存のスペースでは集中した作業が難しいことがあります。
自宅で集中して作業することが難しい場合、貸事務所内にソロワークスペースを設けることがおすすめです。
ソロワークスペースは、従来のオフィスとは異なり、個人がそれぞれ集中して仕事ができる環境が整えられています。

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ソロワークスペースを導入するメリット・デメリット

ソロワークスペースを導入するメリット・デメリット

ソロワークスペースがどのようなものかを把握したら、導入前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

メリット①周囲を気にせず作業できる

貸事務所で多くのスタッフがデスクを並べて作業している場合、電話の話し声やキーボードの音、雑談などで集中力が乱れることがあります。
集中力の低下は仕事の遅延を招き、契約機会の喪失や無駄な残業の増加につながる可能性があります。
オフィス環境が原因で生産性が低下している場合、ソロワークスペースの導入により改善が期待できるでしょう。
周囲の雑音や視線を遮るタイプのソロワークスペースであれば、邪魔されることなく仕事に集中できるというメリットがあります。

メリット②オンラインミーティングに集中できる

多くのスタッフがデスクを並べて作業する貸事務所では、大きな声を出す作業がしにくくなります。
とくに、明瞭な発音が求められるオンラインミーティングなどをおこなう場合、自席では作業が難しいと感じることがあるでしょう。
しかし、貸事務所にソロワークスペースがあれば、周囲に気兼ねすることなくオンラインミーティングに参加できるというメリットがあります。
ソロワークスペースでのオンラインミーティング参加には、情報漏洩防止の観点からもメリットがあります。
機密情報を扱う会議や顧客との商談をオンラインでおこなう場合、ソロワークスペースの利用は不可欠です。

メリット③感染症対策になる

過去に大きな社会問題となった新型コロナウイルスの流行では、在宅勤務などのソロワークが有効な感染症対策として定着しました。
現在でも、季節ごとに流行しやすい感染症があるため、スタッフ間の感染拡大を防ぐためにソロワークスペースを活用することをおすすめします。
多くの感染症は、近くにいる方との会話などで広がるため、一人で作業できる空間があれば、感染症対策として効果があるというメリットがあります。

デメリット①作業状況を把握しにくい

ソロワークスペースは、外部から隔離された一人だけの空間であるため、外から作業状況を把握しにくいことがデメリットです。
多くのスタッフがデスクを並べて作業していれば、パソコンの画面や電話の内容などから、どのような作業を進めているかを把握することができます。
しかし、ソロワークスペースでの作業は、外から状況がわかりにくく、一人で悩んでいても気づかれにくいことがデメリットです。
また、自席にいないスタッフが出勤していないのか、ソロワークスペースにいるのかを把握しにくいことも、貸事務所でソロワークスペースを導入する際のデメリットといえます。
これらのデメリットを防ぐためには、引き継ぎやコミュニケーション方法について、事前にルールを定めておくことが効果的です。

デメリット②一定のコストがかかる

貸事務所にソロワークスペースを導入する場合、間仕切りのパーテーションやデスクの設置などにコストがかかることがデメリットです。
貸事務所でのビジネス開始自体にまとまった出費が必要となるうえ、ソロワークスペースの設置に追加のコストがかかると、多額の初期費用が必要になります。
少しでもコストを抑えてソロワークスペースを導入したい場合は、ソロワークスペースの種類にこだわると良いでしょう。

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貸事務所に導入できるソロワークスペースの種類

貸事務所に導入できるソロワークスペースの種類

ソロワークスペースのメリットとデメリットを把握し、実際に導入を計画する段階になったら、どのような種類を選べるかについて見てみましょう。

種類①個室タイプ

貸事務所内でとくに集中する作業におすすめできるのが、個室タイプのソロワークスペースです。
個室タイプのソロワークスペースは、厳密には貸事務所に導入するのではなく、外部のサービスを利用する形になります。
街中のシェアオフィスなどで借りられる個室を活用し、スタッフに利用してもらうことができます。
この個室タイプのソロワークスペースは、機密情報などを取り扱いやすいというメリットがありますが、コストが高くなることがデメリットです。

種類②ボックス型の個室ブース

貸事務所内に設置する個室としておすすめなのが、ボックス型の個室ブースです。
この個室ブースは、会議室のような部屋ではなく、電話ボックスのような小さなボックス型の空間です。
シェアオフィスの個室よりは狭くなりますが、防音性や機密情報を取り扱える点がメリットでしょう。

種類③半個室のブース

ソロワークスペースの種類のなかで「半個室のブース」と呼ばれるのは、ドアのないボックス型のブースです。
従来のオフィスのように横にデスクを複数並べて作業スペースとしますが、隣の席との間にはパネルが設置されており、雑音と視線をある程度遮断できます。
この半個室のブースタイプのソロワークスペースは、低コストでスペースをあまり取らないことがメリットです。
ただし、個室タイプのように機密情報を取り扱うことができない点は、半個室タイプのデメリットと言えます。

種類④卓上設置型のブース

貸事務所で手軽に導入できるソロワークスペースは、卓上設置型のブースです。
卓上設置型のブースとは、一般的なオープンタイプのデスクの上に、必要に応じて仕切り壁を作るものです。
卓上設置型のブースは、パソコンなどを覆う程度の大きさの軽いパネルを使用します。
組み立て式や折りたたみ式の商品を選べば、使わない時にはコンパクトに収納することができるでしょう。
この卓上設置型のブースは、低コストで導入でき、コンパクトなオフィスでも導入しやすいというメリットがあります。
ただし、周囲の雑音や視線を十分に遮断できないことがある点には注意が必要です。

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まとめ

ソロワークとは、一人で集中して作業を進めることを指し、ソロワークスペースとはソロワークのための空間です。
ソロワークスペースを導入した場合、周囲を気にせず作業できることや、オンラインミーティングをしやすいことがメリットです。
個室タイプ・ボックス型の個室ブース・半個室ブースなど、種類ごとの使いやすさとコストを把握したうえで、導入を考えてみてください。

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