小規模オフィスでレイアウト前にやることは?注意点とともに解説
小規模オフィスには、初期費用を抑えられたり、従業員とのコミュニケーションが取りやすくなったりといったメリットがあります。
しかし、レイアウトを考えるとき、デメリットも考慮したうえで検討することが重要です。
今回は、小規模オフィスにおけるレイアウトのポイントややること、注意点について解説します。
オフィスの賃貸借契約を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
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小規模オフィスのレイアウト前にやることとは?
まずは、レイアウト前にやることについて解説します。
やること1:コンセプトを決める
やることとしてまず挙げられるのが、コンセプトを決めることです。
「おしゃれ」「可愛い」といった漠然としたものではなく、具体的なコンセプトを決めることがポイントといえます。
コンセプトが決まらない状態でレイアウトを決めても、統一感がなかったり全体的にまとまりがなかったりする恐れがあるでしょう。
そのため、レイアウト前にやることは、まずコンセプトを決めることです。
やること2:ゾーニングを成功させるための手段を考える
ゾーニングを成功させるための手段を考えることも、やることの一つです。
ゾーニングとは、空間を用途別に分割する手段を指します。
スペースが限られている小規模オフィスにおいて、ゾーニングは欠かせない作業となります。
作業効率を良くし、円滑な事業経営をおこなううえで、適切に割り振ることが重要です。
やることや主なポイントとして、下記が挙げられます。
●一人当たりに必要な床面積を確保する
●用途ごとにスペースを分ける
●広さに応じたオフィス家具を選ぶ
まずは、一人当たりに必要な床面積を確保します。
個人の作業スペースとして適しているのは、一人当たり2坪~4坪です。
デスクやキャビネットなどの設置を考えたとき、最低でも1坪以上を確保する必要があります。
小規模オフィスの場合、事務所自体がコンパクトなため、一人当たりの作業スペースがどうしても狭くなってしまいます。
そのため、個人が使えるスペースを削りたいとお考えになる方も少なくありません。
しかし、事務所衛生基準規則においては、オフィス面積を一人当たり1.4坪(家具を含める)で求めています。
実質、1坪以上は必要となる計算です。
作業スペースを削ってしまうと、作業効率やモチベーションの低下にもつながるので、適切なスペースを設けることが重要といえます。
また、用途ごとにスペースを分けることも、ゾーニングにおけるやることの一つです。
小規模オフィスの場合、共有スペースに複数の役割を持たせる必要があります。
共有スペースを従業員の休憩場所にしたり客間としたり、会議室として利用したり、複数の用途で使用します。
デスクとチェアがあれば、さまざまな用途に対応できるでしょう。
さらに、広さに応じたオフィス家具を選ぶことも、やることの一つです。
スペースが限られている小規模オフィスでは、あまり大きな家具やオフィス機器は置くことができません。
コンパクトなタイプを選んだり、収納付きの家具を選んだりといった工夫が必要です。
たとえば、外回りが中心の仕事であれば、ノートパソコンを使うことが多いため、小さいデスクでも問題ない可能性があります。
その反面、事務作業をおこなう従業員の場合、デスクトップパソコンがメインとなるでしょう。
作業内容によって、デスクをコンパクトにすべきか否かを判断することも大切です。
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小規模オフィスにおけるレイアウトのポイント
続いて、小規模オフィスにおける、レイアウトのポイントについて解説します。
ポイント1:収納スペースを確保する
ポイントとしてまず挙げられるのが、収納スペースを確保することです。
小規模オフィスの場合、事務所の床面積が限られているため、収納スペースの確保が難しいと思う方もいらっしゃることと思います。
しかし、工夫次第で必要な収納スペースを確保することが可能です。
たとえば、オフィス家具を利用するのではなく、パーテーションやデスク、壁などを収納スペースにする方法があります。
パーテーションや壁に、収納ポケットやラックを取り付けることによって、ファイルやパンフレットなどを置くスペースができます。
高さのあるキャビネットで空間を仕切れば、作業スペースと休憩場所を分けることもできるでしょう。
事務所のレイアウトを考えるとき、オフィス家具を購入することも一つの方法ですが、今あるものや代用できるものを利用することも検討なさってください。
ポイント2:家具の配置を考える
家具を設置する場合は、配置を考えることがポイントです。
とくに、オフィス家具は大きなタイプが多いので、コンパクトなものや収納付きのものを選ぶと良いかもしれません。
配置によって、事務所の雰囲気や使い勝手が変わります。
そのため、小規模オフィスでレイアウトを考えるときは、家具をどのように設置するかも重要となります。
ポイント3:色彩効果を利用する
内装や設備の色彩効果を利用することも、ぜひ押さえておきたいポイントです。
壁や床と同じ色の家具を選ぶと、空間が広く見え、圧迫感を感じにくくなります。
白や薄いグレーなど、淡い色を基調とするのもおすすめです。
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小規模オフィスでレイアウトを考える際の注意点
最後に、小規模オフィスでレイアウトを考える際の、注意点について解説します。
注意点1:音に配慮する
注意点としてまず挙げられるのが、音に配慮することです。
小規模オフィスの場合、会議中の声やオフィス機器の音が、事務所全体に響いてしまう可能性があります。
そのため、会議室やミーティングスペース、休憩室などは、オフィスの隅に配置するといった工夫が必要です。
オンラインでの打ち合わせやミーティングが多い場合、遮音性能の高いブースを設置するという方法もあります。
音が気になってしまうと、作業効率の低下やストレスの発生につながるので、小規模オフィスのレイアウトを考える際は、音への配慮を忘れずにおこなってください。
注意点2:圧迫感が出ないようにする
圧迫感が出ないように考えることも、注意点の一つです。
オフィス家具やパーテーションを用いる場合、ハイタイプのものだと圧迫感が出やすくなります。
そのため、設置する数を最低限にしたり、オープンスペースを設けたりすることがポイントです。
ロータイプのオフィス家具やパーテーションを用いるのも、一つの方法といえるでしょう。
注意点3:増員したときのことも考慮する
増員したときのことも考慮することも、注意点となります。
将来的に増員を考えている場合、オフィスが狭いと移転やレイアウトの変更が必要となります。
移転する場合、引っ越し費用がかかるため、金銭的な負担が生じるのがデメリットです。
増員してもそのままオフィスを使用できるよう、工夫する必要があります。
たとえば、ペーパーレス化を目指してキャビネットは設置しない、可変性のあるオフィス家具を購入するといったことです。
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まとめ
小規模オフィスのレイアウトを考える際にやることは、コンセプトを決めることやゾーニングを成功させるための手段を考えることなどです。
レイアウトを考える際のポイントとして、収納スペースを確保することや家具の配置を考えること、色彩効果を利用することなどが挙げられます。
音への配慮を忘れないことや圧迫感が出ないようにすること、増員したときのことも考慮することなどが、注意点です。
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SKハウジング㈱
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